セックスの相性って経験を重ねれば重ねるほど、その重要性を感じてきますよね。
どうしても経験が増えれば比較対象も増えるので、「あの人はは良かったな」「あの人はイマイチだったな」みたいな記憶が生まれます。
では「あの人は良かったな」と感じたというのは相性が良かったのでしょうか。
仮に相性が良かったとして、その「セックスの相性」ってなんなのでしょうか。
今回はそんなセックスの相性について、その正体を具体的に解説していきます。
1.そもそも相性とは何か
1-1「相性が良い」の基準は変わる
凄く曖昧な「相性」という言葉ですが、これはその人の欲求段階によって基準が変わります。
人は[愛されたい欲求→独立欲求→愛したい欲求]
の順番で成長していきますが、
例えば[愛されたい欲求]の段階の場合、求めているのは[自分が満たされること]です。
つまり、自分の足りないものを満たしてくれる人を「相性が良い」と判断します。
なのでこの段階の人が言う
「あの人とは相性が良かったな〜」というのは、
「あの人は都合よく期待通りに満たしてくれたな〜」
ということです。
一方で[愛したい欲求]の人の「相性」は心で繋がれるかどうかが基準です。
というのも、この段階の人は愛情を与えることが喜びであり、心通わせることに幸せを感じるので、自分にとっての都合の良さはあまり関係ないんです。
なので、
- 他者に心を開けない
- 自分の素をさらけ出すことができない
- 思いっきり感じることができない
- 相手を疑って愛情を受け取らない
- いくら与えても、喜ばずに申し訳なさそうにする
みたいな[心を通わすことができない人]に関しては、悲しい気持ちになります。
こんなふうに相性の捉え方は欲求段階によってそれぞれなので、一概に相性の良し悪しは言えないわけです。
1-2関係性は変化するもの
そもそも関係性の変化によってセックスの仕方も変わってきます。
これは、どちらか片方が成長して変化する場合や、お互いが成長して変化することもあります。
やはり、[付き合って3ヶ月]と[付き合って3年]では関係性は変わりますし、
[結婚して1年]と[結婚して10年]では関係性は変わります。
必ず関係性は変化するわけですから、セックスの仕方も変わりますし、求めるものも、受け取り方も変わるので、相性が良いと思っていても、それは一時的なものでしかないわけです。
なので最初はそんなに良いとは思わなかったセックスも、お互いが理解を深めて信頼し合い、愛情が溢れてくるようになったら最高になった!
なんてこともあります。
逆に、最初はドSな責め方が最高だったけれど、結婚したら「そのドSな性格はモラ気質なだけだった」と分かって、今は何も感じれない…
なんてこともあります。
相性は関係性が大きく影響するところがあるので、単純に気持ち良いから相性が良いとも言えないわけです。
1-3正面から向き合う力があるかどうか
欲求の段階も変化するし、関係性も変化する…
そうなってくると大切なのは、そういった変化と共に相手と成長して関係性を深めていける人間力です。
少なくとも、相手が自分にとって都合の良い対応をしなくなったからといって、
- 「相性が悪くなった」
- 「前は良かったのに…」
- 「なんでそうなるの?」
- 「私(俺)ばっかり我慢してる…」
- 「もういいや。別れよう」
など、相手のせいにして切り捨てる態度を取る相手とは関係性を深めていけません。
セックスは関係性を深める中で、二人で協力しながらアップデートしていくものです。
その関係作りができない、都合が悪くなったら正面から向き合えない、という場合はセックス以前の問題になります。
もし相性を考える上で大切な要素があるとするならば、相手の変化も自分の変化も受け入れた上で、正面から向き合って関係性を築く力になります。
1-4現段階でのバランスの良さ
相性は変化していくものであり、あって無いようなものですが、
そうは言っても現段階でお互いの[求めるもの]と[与えるもの]が一致している場合はセックスを楽しめます。
このバランスを決める要素になるのは
- 刺激や興奮レベルの相性
- 心の繋がり具合の相性
です。
刺激や興奮レベルの相性というのは
- 性癖
- 攻め方
- 気持ち良さ
- 反応の良さ
- 性欲の度合い
などです。
心の繋がり具合の相性とは
- どれだけ相手の素を引き出せるか
- どれだけ相手を受け止められるか
- どれだけ自分をさらけ出せるか
- どれだけ愛情を与えられるか
- どれだけ気持ちを伝えられるか
- どれだけ一体感を感じるか
などです。
これらがセックスをした時に[自分が求めるもの]と[相手が求めるもの]がピタッと一致すると気持ち良いセックスができます。
ただ、表面的には一致しているようで、掘り下げると求めているものが全く違う場合もあるので、ちゃんと相手のことを理解する必要があるんですよね。
例えば彼女の方は
- 本音が言えない
- 他人の顔色をうかがう
- 嫌われるのが怖い
という特徴があって、セックスにそれがモロに出てるとします。
こういうタイプの女性は何でも相手の言うことを聞きますし、主体性が無いですし、完全に受け身の「なされるがまま」になります。
この状態を多くの人は[なんでも言うことを聞くドM]と認識してしまうわけです。
そして彼氏がSだった場合は、好き勝手に責めることができるので、「SとMでバランスが良い」と勘違いしてしまいます。
確かに主体性の無い彼女からしても、彼氏から色々と攻めてくれた方がラクです。
しかし根っこでは「嫌われる恐怖」を抱えているので、本当に求めているのは安心できる心の繋がりです。
「なされるがまま」なのと「ドM」なのは全く意味が違います。
それをドMだ!と認識して、Sの俺と相性が良い!と思うのはあまりにも表面的過ぎますよね。
だからちゃんと掘り下げて相手を見ていく必要があるわけです。
2.刺激と興奮レベルの相性の3つの基準
2-1性癖が合う
性癖が合うと興奮しますし、セックスにも没頭しやすくなるので気持ち良さが増します。
ただ、ここで大切なのは性癖の背景にあるその人の本質を見ることです。
例えば女性で「物のように扱われてメチャクチャにされたい」という癖を持っている人がいます。
これは表面だけ見ると、とにかく攻められたいドMな感じがしてきますよね。
ただ、このタイプは「自傷行為」としてしてメチャクチャにされるセックスを望んでいることがあるんです。
実際にそういう女性の話を詳しく聞いた時に出てきたのは、幼少期の親子関係の複雑さと、心の闇でした。
こういう人にメチャクチャなセックスをしてお互い興奮するのはアリだと思いますが、
もしその相手と長期的な関係を築いていく場合は、性癖の背景にある本質まで理解することが重要になります。
2-2フィット感があって気持ち良い
挿入時のフィット感が重要というのは分かりますが、膣の形はいくらでも変わります。
そして女性は本気で感じてくると膣が動くので、勝手に締まりますし、ペニスに絡みつきます。
つまり、本気で感じていれば最適な形になるのでフィットするんですよね。
また、感情が高まっていればそれだけ感度は上がりますし、気持ち良さも高まります。
たまに「アイツの膣はガバガバで気持ち良くなかったわ〜」などと言う男性もいますが、それは膣が緩いのではなく、相手が本気で感じていなかったということです。
(あまり開発されていない場合は、気持ち良かったとしてもバルーン現象で膣内が膨らむことはあります。)
となるとフィット感は[その人が生まれ持った形状が影響する]というよりも、[お互いが本気で感じているか]に依存するということです。
なので最初の方のセックスは興奮して最高のフィット感を覚えたとしても、時が経って関係性も落ち着いて、惰性でセックスしていたら、
女性側が感じなくなって膣の動きが出なくなり、挿入の気持ち良さが減るなんてこともあります。
2-3求めるセックスの頻度が同じ
性欲の度合いが同じなのは非常に良いことです。
どちらか片方が性欲が高くて、どちらかが淡白だと不満の元になりますからね。
ただこれも一時的なものであり、年齢や関係性の変化によって性欲も大きく変わってきます。
相性と呼ぶにはあまりにも不安定な要素です。
また、彼女は見捨てられる不安があって繋がりを感じたいからセックスしていて、彼氏は単なる性欲でセックスしていた場合など、
[求めるセックスの頻度は同じでも、根本にある動機は全く違う]なんてこともあります。
なので単純に「性欲が合うね〜」で片付けるのではなく、その本質まで見ることが大切です。
3.本当に大切な心の相性の3つの基準
刺激と興奮レベルの相性も大切ですが、最終的には相手と向き合う力が必要になるので、セックスうんぬんの前に
- 人としてどうなのか
- その人が持つ心意気としてどうなのか
- 生き方としてどうなのか
などの心の相性が非常に重要になります。
長期的な関係を築く恋人や夫婦の場合は必ず考慮してほしい部分です。
快楽刺激で関係性は築けないですから。
是非心の相性も見てみてください。
3-1どれだけ心がオープンか
セックスにおいてどれだけ心が開いているかはとても重要です。
心がオープンだからこそ、
・自分から想いを素直に表現できて、
・相手の気持ちを全身で受け止めて、
・愛情を与え合う…
そんな幸せ溢れるセックスができます。
心が閉じていると
- 自分の気持ちを表現するのが怖い
- 相手の愛情表現も本当か疑ってしまう
- 相手の目を見つめることができない
- 自分から求めることができない
- 感情が溢れてこない
などの心が離れていくような反応になってしまいます。
そうやって想いや感情を出さずに、ただ刺激と興奮だけでセックスしようとすると、物理刺激に頼りがちになるんですよね。
もし性器の擦れる刺激と妄想によって快楽を得るだけで、そこに心通わす相手がいないのであれば、
それは[他人の身体を利用したオナニー]と言えます。
刺激と興奮材料さえあれば良いわけですから、心を通わさないなら誰でも良いんです。
こういうセックスは終わった後に疲労感と虚しさしか残りません。
だから相手を利用したオナニーではなく、心通わすセックスがしたい場合は、心がどれだけオープンかというのは非常に大切になります。
3-2どれだけ愛情に溢れているか
良いセックスはエネルギーを与え合って循環しています。
お互いが「この想いを全身で相手に届けたい。全身で表現したい。」と思っていると、愛情を与え合って、求め合うような濃厚な時間になります。
これは自分の心と身体が元気で、愛情というエネルギーで満ちているからこそ可能なわけです。
もし心も体もボロボロで、エネルギーも枯渇し、
・「とにかく自分を満たしてほしい」
・「とにかく不安を取り除いてほしい」
みたいな感じだと[与えるよりも奪う感じ]になります。
いざセックスした時も相手が
・「何でもいいから俺(私)を気持ち良くしてよ」
・「とにかく安心させてよ」
という奪う側のスタンスだったらそのセックスは寂しいですよね?
だから与える気持ちがあるかどうかは良いセックスをする上で大切なんです。
3-3どれだけ精神が成熟しているか
セックスの考え方と精神の成熟具合は関連性があります。
あえて言語化してみると
- 義務感のステージ
- 自分が興奮して楽しむステージ
- 相手との一体感で幸せを感じるステージ
があります。
義務感のステージの人は
- 相手に嫌われないためにやる
- 相手の機嫌を損ねないためにやる
- お金のためにやる
など、自分はやりたくないけど義務的にセックスをしています。
こういうセックスが普通になっている場合、これまでの生き方としても、
- 他人の顔色をうかがう
- 自分の意志よりも他人の期待通りになろうとする
- 仕事は義務感ややらされ感が強い
- 周りに流されてやすく主体性が無い
という感じになっていることが多いです。
自分が興奮して楽しむステージの人は、やらされ感や義務感は無く、自分が楽しむために自分の快楽を追求できます。
ただ、それはあくまでも自分が楽しむためであり、自分の満足感を満たすためです。
なので相手の心がどうとか、愛情を与えるとかはあまり関係なく、相手が自分の期待通りのリアクションをしてくれるかどうかに重きを置きます。
だから例えば、自分が愛情表現したのに期待通りの反応が返ってこなかったりすると、そうなってしまう相手の内面と向き合うよりも、
「なんだ。この人とは合わないや。もういいや。」
とそこでバッサリ切り捨てることもしばしば。
また、そこで解決しようと努力する時は、
心と向き合うより、テクニックやスキルを向上させようとして、[人としての在り方]よりも[具体的なやり方]にフォーカスします。
その方が単純で面倒くささも無く、ラクですからね。
そういう基準でセックスを楽しみますし、相手を判断しています。
相手との一体感で幸せを感じるステージの人は、愛情を与えることに喜びを感じ、相手と心を通わすことに幸せを感じます。
心を通わせたいので相手と向き合いますし、理解しようと努力します。
なので、
- 相手の心はどうやったら開くのか
- どうすれば相手の素を引き出せるのか
- どう受け止めたら相手は安心するのか
- どうすれば心が通わせられるのか
などを考えていて、向き合おうとするわけです。
そのためにはセックスのことだけではなく、相手の人格そのものと真剣に関わる必要があり、そこまでする愛情の深さも持っています。
こういうセックスに対する考え方の差が各ステージよってあります。
心の相性を考えた時には、このセックスに対する考え方が一致していることが非常に重要です。
つまり心のステージが高い人達同士の方が心の相性としては良いセックスができるかと思います。
だから精神の成熟度が重要なわけです。
4.最後に
セックスの相性の正体って曖昧であり、変化するものであり、正解はありません。
ただ今回お伝えしたような
・刺激と興奮レベルの相性
・心のステージの相性
という視点で考えてみると自分にとって何が一番最適なのかが見えてくると思います。
是非とも参考にしてみてください。