セックスが嫌いな女性は一定数います。
そこには何かしらの原因があり、身体的な理由やメンタル的な理由が絡んでいます。
彼氏や旦那さんからしてみると、どうしたら良いか分からないですし、体調や性欲の有無も関係ないので対応が難しいですよね。
今回はそんなセックスが嫌いな女性に対してどう関わっていったら良いかをお伝えしていきます。
1.セックスが嫌いになる大きな2つの原因
「セックスが嫌い」とは言っても、
そこには2種類あり、
[セックス自体が嫌い]の場合と
[あなたとのセックスが嫌い]な場合があります。
これは結果としては同じ「セックス嫌い」でも、原因が全く違います。
[セックス自体が嫌い]の場合は彼女自身の問題であることなど多く、自己肯定感の低さや、他者への不信感や、まわりとの関わり方など、様々な自分に対する課題があるわけです。
そういった対人関係に対する自分の課題がセックスに浮き彫りになっています。
その一方で[あなたとのセックスが嫌い]な場合は、それはあなたとの関係性の問題です。
二人の関係性に何かしらの課題があり、それがセックスに対する嫌悪感に現れています。
この場合は普段の関係性から見直す必要があり、彼女と対話を重ねていくことが大切です。
2.[セックス自体が嫌い]になる4つの理由
2-1そもそも人が嫌い
セックス自体が嫌いな人は、そもそも人が嫌いなことが多いです。
本来セックスは感情を共有し、感覚を共有し、繋がりや一体感を凄く得やすい行為ですよね。
一般的には、相手との繋がりや一体感を感じることは凄く幸せなことですし、満たされることです。
しかし、そもそも人が嫌いな場合、何かしらの理由で他者に対する不信感や猜疑心を持っているので、繋がることが苦しくなります。
見捨てられる不安、裏切られる恐怖、嫌われることへの恐怖、など色々ネガティブな思いを持っているので、人と繋がること自体が苦手なんです。
そうなると当然セックス自体が嫌いな行為になりますよね。
ただここで知っておいてほしいのは、[セックスが嫌いでも、セックスをたくさんしている女性もいる]ということです。
この辺の心理も理解しておかないと、男性達は混乱します。
他者に対する不信感がある彼女らは基本的に深く繋がることに対して不安や恐怖心を持っていますが、だからといって孤独になるのはイヤなんです。
そして他者から必要とされることで自分の存在価値を認識したいんです。
誰とも繋がってない、誰からも必要とされない…
これには心が耐えられません。
そんな時に便利なのがセックスです。
自分の身体を使えば、たとえ性欲がメインだったとしても、男性から必要とされますし、表面的な繋がりは得られます。
普通相手と関係を築く時は
相手の話を聞き、
自分の話をして、
お互いに尊重し合い、
その中で相手が認めてくれて、
関係を深めていきますよね。
でも人が嫌いで他者への不信感がある場合は、そういう過程を踏まえるのが難しいんです。
その点、セックスはその煩わしい過程を全てスッ飛ばして必要とされますし、繋がれます。
だからセックス嫌いであっても、安易なつながりを求めて色んな人とセックスをしている女性はいるわけです。
2-2気持ち良さが分からない
全く気持ち良さが分からない場合もセックスが嫌になる原因になります。
気持ち良さが分からないだけでなく、痛みや不快感を伴う場合は特に嫌いになります。
これは逆の立場で考えてみたらよく分かりますよね。
もしあなたが、セックスしても全く気持ち良さが無くて、むしろ痛かったり、不快感があったりするけど、
でも相手からは求められて、奉仕することも求められて、自分は全くイケないけど、相手がイクまで毎回付き合わされたら…
そんなセックスを続けていたら、それは嫌になるかと思います。
セックスの良さが分からなければ、それはただの疲れる作業になってしまうので、当然イヤになるわけです。
2-3トラウマがある
性に関するトラウマがある場合もセックスは嫌いになります。
親から性に関しては
・いけないこと
・汚らわしいこと
・ダメなこと
として厳しく教わっていたり、
セックスで怖い思いをしたことがあったり、
深く傷ついたことがあったり、
そういう体験があるとセックスは嫌いになります。
この場合、セックスが嫌いというよりは、セックスによって思い出されるトラウマ的な記憶から逃げたい…というのが大きいです。
この場合は根気強い心のケアが必要になります。
2-4素の自分が出せない
他者の顔色ばかりをうかがって素の自分を出せないとセックスは楽しめません。
ここには[嫌われる恐怖心]や[自分の居場所を確保するには相手の望みを叶えなきゃ]みたいな思いがあり、快楽を楽しむどころではないんです。
すると素の自分を出して思いっきり感じることよりも、相手がどう感じているのかの方ばかり気になってしまい、非常に気疲れしてしまいます。
- もっと感じなきゃダメかな
- 演技した方が良いかな
- 相手は気持ち良いのかな
そんなことばかり考えてしまうので、セックスが長引けば長引くほど、精神的疲労が溜まっていきます。
それでは当然感じれないですし、ただ疲れるだけなので、そんなセックスが続くとイヤになってきます。
3.あなたとのセックスが嫌いになる理由
3-1彼女が普段から本音を言えず我慢している
彼女が素直に本音を言えなかったり、言語化するのが苦手タイプで、尚且つ普段から我慢して不満を溜め込んでいる場合、関係性は良くないですよね。
例えば、
- 共働きなのに家のことを手伝ってくれない
- 心も身体も辛いのにワンオペ状態
- 話し合いをしたくても彼が面倒くさがって逃げる
- いつも言い負かされてしまう
- 普段から一人の女性として扱ってもらえてない
そんな不満があった時、セックスしたい時だけベタベタ触れてきて、スキンシップを取ろうとすると、
彼女からすれば「普段は扱いがテキトーなくせに、ヤリたい時だけ優しくするって何なの?」
と、思ってしまいます。
普段の関係性で不満を溜めているのに、セックスの時だけ切り替えるということはできません。
しかもそれでセックスを断った時、彼が不機嫌になったり、文句を言ったりして、ゴリ押ししてセックスしようとしてくると、一気にイヤになるわけです。
そういうことの積み重ねによって、不信感や嫌悪感が強まり、彼とのセックスが嫌いになります。
3-2一方的なセックスをしている
自己中なセックスを繰り返していても彼とのセックスが嫌いになります。
これまで色んな女性から話を聞きましたが、そこで不満が残る一方的なセックスとは
- 前戯の時間が短い(10〜15分)
- 相手を気持ち良くさせるのではなく、自分が興奮するために触るだけ
- イカせてくれることもなく、濡れたら直ぐに挿入してくる
- ただ痛いだけ
- オモチャで誤魔化している
- スキンシップによるコミュニケーションが無い
- イカせたと勘違いしている(気持ち良くなくて早く終わってほしいから演技しただけ)
- 自分のセックスを省みないし、指摘しても改善しようとしない
などなど、凄く辛辣でリアルな意見を色んな女性が語ってました。
リアルな意見は遠慮が無いので厳しいですね。
しかし凄く参考になる話ですし、こういう一方的なセックスをし続けていると、セックスが嫌いになります。
単純に「この人とやっても、相手の性欲処理に付き合わされるだけで、何も楽しくない」という感じになるわけです。
3-3全く気持ち良くない
全く気持ち良さが無い場合もセックスが嫌いになる可能性があります。
厳密に言うと、気持ちよくないから嫌いになると言うより、[そんなに感じてないのに必死にイカせようとしてくる]というのがキツいという意見が多かったです。
そんなに感じれなかったとしても、一体感と幸福感があれば彼とのセックスがイヤになることはありません。
しかし、彼が必死にイカせようとすると、彼女は
- こんなに頑張ってもらってるならもっと感じなきゃダメかな
- もっと演技しないとダメかな
- イカないといけないのかな
- イクまでこれが続くのかな
など、プレッシャーを感じるようになります。
そして彼から
「気持ち良かった?ちゃんとイケた?今イッた?」
などと確認されると気まずいんです。
そうなると、一体感や幸福感でセックスを楽しむことよりも気疲れで精神的な疲労が上回ってしまいます。
それが毎回続くと彼女はセックスするのに気が重くなっていくわけです。
4.彼女のセックス嫌いを乗り越える方法
4-1とにかく理解することから
セックス嫌いの理由が
・セックス自体が嫌い
・あなたとのセックスが嫌い
のどちらにせよ、最初に必要になるのは「理解」になります。
本来ならば性欲は3大欲求のうちの一つですし、嫌いになることは無いはずです。
「寝るのが嫌い」「食べるのが嫌い」というのはあまり聞いたことがないですから。
にもかかわらず、セックスが嫌いということは何かしらの理由があるんです。
そこには彼女の複雑な心理が絡んでおり、その人なりの理由があってセックスが嫌になってます。
まずはそこを理解することが重要です。
場合によってはかなり根深い問題が眠っている場合もあります。
例えば、セックス自体が嫌いな場合は[他者への不信感][見捨てられる不安]など、そもそも人と繋がることへの恐怖心を持っていることも多いです。
じゃあこの価値観がどこから来たのかを考えていくと、幼少期の親子関係が影響してることがほとんどで、そこから人に対する猜疑心が生まれてきます。
初めて関わる他者である親と、愛情と信頼で繋がることを覚えられなければ、大人になっても他者との繋がり方が分からなくなるんです。
そうして他者に対する不安や不信のベースが作られます。
そういうこれまでの生き方がセックスにモロに影響するわけです。
そうなると、セックスうんぬんではなく、彼女のこれまでの人生と向き合っていく必要があります。
そこまで深く理解して、彼女と本当に心で繋がる努力をしていって、その先にセックス嫌いの克服があります。
表面的なテクニックでどうこうなるものでもないので、まずは理解することと、向き合うこと、これをやっていってほしいです。
4-2心で繋がる努力を
セックス嫌いの克服のヒントは心にあります。
・セックス自体が嫌い
・あなたとのセックスが嫌い
のどちらにせよ、心で繋がれれば克服できます。
じゃあどうすれば心で繋がれるのか。
正直ここは簡単に語れる部分ではないですが、
まず言えることとしては、彼女のことを彼女自身以上に理解してほしいです。
その上で彼女の本音を引き出し、受け止めて、心の壁を溶かしていくわけです。
その中で彼女に学びや気づきを与えて、まずはセックスではなく、人と人が深く繋がることに対する喜びや安心感を覚えてもらうんですよね。
セックスは関係性の延長にあるので、対人関係や他者との関係の築き方が変わってくればセックス嫌いにも必ず効果があります。
というより、[セックス自体が嫌い]の場合は、
むしろ
・自分自身の捉え方
・他者の捉え方
・自分の人生の捉え方
などの根本から変化しない限り、改善していくのは難しいかと思います。
4-3テクニックは効果が無い
セックス嫌いの問題はテクニックでどうにかなるものではありません。
・セックス自体が嫌い
・あなたとのセックスが嫌い
のどちらにせよ、
そこにあるのは人としての関わり方の問題であり、テクニックで関係が深まることはないので。
これは告白する時と考え方は同じです。
例えば、「絶対にokもらえる告白するテクニック!」なんてものがあったとしても、あまり意味は無いですよね。
なぜなら告白する前の関係性の段階で結果の99%は決まっているからです。
どんなに素敵なところで高級ディナーを食べようが、フラッシュモブでどんなに素敵な演出をしようが、それ以前の関係性がダメならどんな告白も断られます。
セックスもこれと同じなんです。
どんなにテクニックを磨こうとも、それまでの関係性が育ってないのであれば、効果がありません。
もしテクニックを使う時があるとしたら、それは普段の関係性が良好であることが前提です。
なのでテクニックで何とかしようとするのではかく、人として正面から相手と向き合っていってほしいと思います。
5最後に
セックス嫌いは根深い心の問題が絡んでいることがほとんどです。
そんな彼女と付き合っていくには正面から向き合い、高い視点と包容力で彼女の全てを受け入れていく必要があります。
逆を言えば、そんな彼女の心の壁を溶かして本当の意味で繋がることができ、セックス嫌いを克服できたら、あなたは唯一無二の歴代最高の男となります。
大変ではありますが、チャレンジする価値も十分あると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。