性行痛って簡単に治らなかったり、
彼に理解してもらうのが大変だったり、
そのせいで気まずくなったり、
色々と悩みの種となりますよね。
挿入で痛くなる理由はいくつかあり、
医学的に解決できるものから、
心理的なものまで原因は本当に人それぞれです。
中でも彼との関係性の問題や、メンタルの問題が絡んでくると自分一人で何とかするのも難しく、パートナーの協力も必要になります。
この記事では自分の努力で改善できる部分だけでなく、メンタルが影響している場合や、彼とどう関わっていったら良いかなどの部分も、詳しくお伝えしていこうと思います。
1挿入で痛みが出る理由は色々ある
挿入で痛みが出る理由は大きく分けると3つであり、
- 摩擦によって痛くなる
- 膣の筋肉や粘膜が萎縮、柔軟性の低下で痛くなる
- 子宮に関する疾患によるもの
です。
摩擦によって痛くなる原因は主に潤い不足が影響していて、そこには
- 前戯不足
- 心理的なもの
- ホルモンバランスの変化
などが関係しています。
膣の筋肉や粘膜が萎縮する原因は
- 心理的なもの
- ホルモンバランスの変化
- 感染症や炎症
などが理由としてあげられます。
そして性行痛が出る時はこれらが複合的に絡んでいることがほとんどであり、原因が1つというわけではありません。
感染症や何かしらの疾患によって痛みが出ている場合は、治療をすれば良いだけなので改善方法はシンプルなのですが、
実は前戯の不足やメンタル面の影響で痛みが出ていることが非常に多く、この場合は単純には解決しないケースがよくあります。
それは自分の心と向き合う必要があったり、パートナーと対話をする必要が出てくるからです。
疾患的な部分はお医者さんに任せるとして、この記事では、メンタル面や彼との対話の方法をお伝えしていこうと思います。
2メンタルと膣の関係
ここでは疾患は無く、体は健康である場合の[メンタルが膣にどう影響を与えるのか]をお伝えしていきます。
2-1たくさん濡れるには心の状態が重要
もしかしたら過去に
- 好きな人とのキスだけで濡れた
- 見つめ合ってハグしているだけで濡れた
という経験がある方もいるかもしれませんが、
女性は心がオープンになって、感情が高まってくるとそれだけで濡れることがよくあります。
性行痛は潤い不足が関係していることが多いですが、感情が溢れるセックスをすると、どんどん勝手に濡れてくるので摩擦による痛みは出にくくなるんです。
逆を言えば、心が閉じている、感情が動かない…
そんなセックスをすると濡れにくくなります。
例えば
- 気分があまり乗っていない
- 義務的なセックスをしている
- 身体が疲れてやる気が無い
- パートナーとの関係がイマイチ
- 前戯が短くて感じれない
- 仕事や家計の悩みを抱えている
などの感じることを阻害する要素があり、
それが潤い不足に繋がることもよくあるんです。
セックスは相手に対して「好き、嬉しい、幸せ」という感情が溢れるからこそ気持ち良くなれますから、
それを阻害する要素をたくさん持っていると当然感じることはできなくなりますよね。
感じるためには必ず
・心は安心していて
・感情が高ぶる
というのがセットで必要です。
身体の感度が良い人が感じるのではなく、感情のスイッチが入りやすい人が感じるわけです。
そして結果的に濡れやすくなり、気持ち良さも感じれるんです。
これは性行痛だけでなく、セックス全般において非常に重要な要素なので、頭の片隅にいつも置いてほしいと思います。
2-2没頭できているかどうか
感情が高まっていくためにはセックスに没頭していることが重要です。
性行痛を感じる人の多くはセックスに没頭できず、雑念が多くなっています。
特にパートナーとの関係性が非常に大きく影響し、それが原因になっていることも多いです。
例えば、
- 彼にイラついても我慢してしまうことが多い
- 彼の浮気を疑ってどこか不安になっている
- ケンカが多くて最近はモヤモヤしている
- 本音が言えずに溜め込んでしまう
- 最近は大切にされている感じがしない
みたいなことが積み重なるとセックスに没頭しにくくなります。
他にも
- 嫌われないためにセックスをしている
- 必要とされるためにセックスをしている
- 見捨てられるのが怖い、不安
みたいな感じで、[自分から楽しむのではなく、自分の保身のためにやっているケース]などでもセックスには没頭しにくくなります。
これも彼との関係が[安心感のある心の繋がり]になっていないから起こることです。
結局セックスで感じるには本能的な部分を引き出す必要がありますが、彼との関係性がセックスに影響して思考がはたらいてしまいます。
すると、思考によってどうしても理性が優位になるので、本能は抑えられ、感じれなくなってくるわけです。
その結果、濡れにくくなり、性行痛も出やすくなります。
2-3悪循環でどんどん痛くなる
性行痛の厄介なところは
「また痛くなるんじゃないか」
という不安がさらに痛みを助長するところにあります。
一度痛みを感じて彼に
「今日は痛いからもう無理」となった時に、
彼がすごく残念そうにしていたり、
気まずい空気になったりすると、
「申し訳ないな」という罪悪感が湧きます。
そしてそれが次のセックスの時まで地味に後を引くんです。
すると、次にセックスをする機会があった時に
「また痛かったらどうしよう」
「また最後までできなかったら申し訳ないな」
と、不安になり、雑念が湧きます。
その結果、思考がはたらき、感度は落ちて、余計に濡れにくくなり、挿入でまた痛みが出ます。
これが続くと「今回も痛かったらどうしよう」というプレッシャーによって濡れにくくなるだけでなく、不安によって膣が緊張し、柔軟性が失われるので、余計に痛くなるんですよね。
また、脳は痛みの回路を作り出すので、ちょっとした違和感も痛みとして感じるようになって過敏になることもあります。
そういう悪循環によってどんどん痛みを感じるようになると、余計に雑念が湧いてセックスどころじゃなくなるので、改善しにくくなるわけです。
3身体的な理由の痛みと改善方法
身体的な変化によって挿入の痛みが出ることがありますが、身体的な理由の場合は改善方はシンプルなので、ここでサラッとお伝えしていきます。
3-1冷えによるもの
冷えると血流は悪くなり、筋肉は硬くなります。
また、感覚も鈍くなるので感度も落ちます。
すると膣も当然筋肉ですから硬くなりますし、感度が落ちて濡れにくくなりますし、体が冷えてて良いこと無しです。
なので冷えの改善が性行痛を和らげることがあります。
具体的には
- 股関節〜骨盤周りの筋肉を緩める
- 股関節をストレッチで柔らかくする
- 筋トレして基礎代謝をあげる
- 普段から足元を冷やさないようにする
- お風呂にゆっくり浸かってからセックスする
- レッグウォーマーや靴下を履いてセックスする
など、色んな対策があるので冷えが原因だと思った場合は色々試してみてください。
3-2ホルモンバランスの変化の影響
膣の柔軟性や潤いは女性ホルモンによって保たれている側面があります。
そのバランスが崩れることによって性行痛に繋がることが多々あるわけです。
例えば、歳を重ねて女性ホルモンが減ってくると、若い時は何もしなくても膣の柔軟性が保たれていたのに、自分でケアをしておかないと膣が萎縮するということも起きます。
特にセックスの回数も少なくなり、オナニーもしない人は要注意です。
これは膣に限ったことではなく全身の筋肉は全て同じですが、使わない筋肉や靭帯は萎縮します。
骨折してギブスで関節を1〜2ヶ月固定してたら、リハビリしないと関節が動かなくなるくらい筋肉や靭帯が硬くなるのと同じです。
膣も筋肉ですから使わなければ萎縮して硬くなります。
なので数年間セックスもオナニーもしない場合は硬くなっていくので、自分でも膣をお風呂などでマッサージして、柔軟性を保つ努力が必要になります。
普段からセックスしていたり、オナニーしていたり、膣を使っていれば大丈夫です。
3-3前戯の不足
単純に前戯が足りなくて濡れず、痛みが出ることも本当によくあります。
これはむちゃくちゃ原因はシンプルなのに、改善策がとてもややこしいですよね。
ここは普段の彼との関係性や対話力が求められます。
伝え方を間違えればセックスレスに突入する可能性があるので、非常に重要なポイントです。
その辺の部分に関してはこの後に解説していきます。
4心良くパートナーの協力を得る方法
性行痛の改善にはパートナーの協力が必要不可欠です。
性行痛は身体の問題、メンタルの問題、関係性の問題、が複合的に絡んでいます。
そんな色んな原因があることに対して自分一人で罪悪感と闘いながら塞ぎ込んでいても、セックスから逃げてレスになることが多いです。
これを機に正面から対話をしてお互いの理解を深めるキッカケにしてほしいと思います。
4-1まずは自分で自分のことを理解する
パートナーの協力を得るにはまず[自分は何が原因で性行痛が出ているのか]を知ることです。
理由も分からず、もし「痛い」「ヤダ」「なんとかして」という態度を取ってしまったら、それは彼氏に原因も対策も丸投げしていて、対話が成立しないですよね。
彼からの協力を得るためには「性行痛とは何か」を理解してもらう必要がありますが、それには自分のことが分かっているのが前提になります。
まずは自分の体に何が起こっているのかを理解しましょう。
別に医学的に細かく把握するというわけではなく、ザックリで良いので自分を知ってほしいんです。
例えば性病や婦人科系の病気でなければ、メンタル面か身体的な問題です。
そしたらまずはメンタル面での課題を考えてみてほしいんです。
- 彼との関係性はどうかな
- ちゃんと本音は伝えられてるかな
- 我慢して自分を抑圧してないかな
- セックスに没頭できているかな
- 見捨てられる不安とか持ってないかな
など自問自答して心当たりがないか探していくわけです。
また身体的な面でも
- 身体は冷えてないかな
- 筋肉は硬くなってないかな
- 膣のケアはしてたかな
など自問自答してみてください。
そこで何となく心当たりがあったら、それを覚えておいてほしいんです。
そこが彼との対話をする時に説明する内容として非常に重要になります。
4-2彼に性行痛を理解してもらう
ここが非常に重要なポイントです。
伝え方を間違えれば関係が悪くなることもあるので、丁寧に言葉を選んで伝えていきましょう。
というのも、[濡れない][痛い]というのは、男性からすると「自分のセックスが下手クソ]と言われてる感じがするからです。
これは逆の立場で考えてみると分かりやすいかと思います。
例えば彼に毎回
・フェラしても手コキしても全く勃たない
・挿入しても直ぐに中折れする
なんてことが起きたら、
「私のやり方がダメなのかな」
「私の膣は気持ち良くないのかな」
などと考えてしまいますよね?
それと同じような感じです。
男性は彼女や奥さんが「濡れない」「痛い」という現象に陥った時、「自分のセックスが下手クソ」だと思ってしまいます。
(実際に前戯に思い遣りが無い場合もありますが)
そうなってしまうと、彼も自信を無くしてしまいますし、「彼女を気持ち良くさせなきゃ」というプレッシャーも感じてきます。
するとお互い雑念まみれで、セックスに没頭できなくなり、ただの気まずい時間にしかならなくなり、それがレスにも繋がるわけです。
そうならないためにも、ちゃんと性行痛って何なのかを彼に理解してもらう必要があるわけです。
4-3絶対に避けるべき対応
性行痛で上手くできなかった時、一番避けた方が良いのは
- ただ謝ってズーンと暗くなって終わる
- 彼の前戯のせいにする
という反応です。
「濡れない」「痛い」という現象が起きている時点で彼は「自分が下手くそなのかな」という現実を突きつけられています。
そこに対して何の説明も無く、ズーンと暗くなられても彼にも罪悪感が出てきますし、
直接自分の前戯のせいにされたら追い討ちをかけるようショックを受けます。
傲慢な男性であれば
「俺は今まで他の女でイカせてきたんだ」
「お前の体がおかしいんだ!」
などと言う人もいます。
その場合も結局こういう男性は「自分が彼女を気持ち良くさせることができない」と言う現実から逃避するので、セックスをしなくなるんです。
そうなったら解決から遠ざかりますよね。
だから
- ただ謝ってズーンと暗くなって終わる
- 彼の前戯のせいにする
は避けた方が良いわけです。
じゃあどういう対応をするのが良いのか。
これも逆の立場で想像してみてください。
あなたの彼がセックス中に中折れを繰り返し、時には勃たなくなったとします。
そんな時、彼が謝ってズーンと暗くなったとしても、こっちも
「気持ちよくさせてあげられなかったのかな…」
と罪悪感が出てきますよね。
「膣がゆるいから勃たないんだよ」
などと言われてもショックですよね。
では、勃たなかった彼にどんな対応をされたら安心できるでしょうか?
ここを考えてみてほしいと思います。
EDと性行痛を置き換えて考えてみると色んな事が見えてくるかと思いますので、いろいろ想像してみてください。
4-4相手を傷つけない対応の仕方
この辺の対応の仕方に正解は無く、自分の性格や相手との関係性によって変わってきます。
なので、ヒントとして僕の経験談をお伝えしようかと思います。
というのも、実は僕もEDになったことがあり、彼女とのセックスで気まずい空気を経験したことがあるんです。
その時にどうやって乗り越えたのか…
僕の場合は勃たなくて挿入できなかったとしても、絶対に暗くなりませんでした。
そして「これは緊張によるもので決して彼女のせいではない」というのは伝え続けたんですよね。
この
・明るく振る舞う
・彼女のせいでは無い
というのがセットで非常に大切です。
彼女のせいではないと言っても、結局暗くなってしまったら相手に罪悪感を与えることがありますからね。
その上でオーラルセックスを極めました。
別にセックスって挿入が全てではありません。
挿入までの過程でいくらでも楽しめます。
おかげで前戯の段階で彼女は何回もイクようになりましたし、彼女がイケるようになったらプレッシャーから解放されてEDも克服できました。
これで何の気まずい空気も無く、EDの理解をしてもらいつつ、改善まで持っていったんですよね。
4-5挿入至上主義から卒業すること
日本人のセックスって挿入にこだわり過ぎています。
セックスの楽しみ方は挿入だけでは無いはずです。
男が攻める→濡れたら挿れる→射精したら終わり
このお決まりのパターンが固定概念のように頭に染み付いているんですよね。
だから性行痛やEDでプレッシャーを感じる人が続出して、悪循環に陥りやすくなるんです。
まずはこの固定概念を壊していきましょう。
むしろ性行痛やEDは、性器を擦って射精するだけのルーティンから卒業するための素晴らしい機会です。
本来セックスとは心を通わせ、感情が溢れて、心で繋がる究極の非言語コミュニケーションです。
・頭を撫で、
・名前を呼び、
・求め合い、
・抱きしめて、
・感情溢れる
そんなオーラルセックスをしてみてください。
彼がそういう攻め方が分からないのであれば、女性側からそういうスキンシップを取ってみてください。
そうやって気持ち溢れるスキンシップが気持ち良いと男が体感すれば、そのうち彼女にもやってあげようとなります。
人は与えられたらお返ししたくなるという心理的な仕組みがありますから。
そうやって二人でオーラルセックスを楽しんでいたら、挿入しなくても満足ですし、プレッシャーからも解放されるので、濡れるようにもなってきます。
挿入しても幸せで、挿入が無くても幸せで、
どちらにせよ二人は大満足…
こういう状況によって「痛かったらどうしよう…」という不安から解放されて、安心して感じれる土台となるので、感度も濡れやすやも上がってきます。
そうやってコミュニケーションを取って気持ち良くなりながら、性行痛は乗り越えていってほしいです。
もはや勃たせて、性器を擦って、射精して終わりのセックスはコミュニケーションではないですからね。
是非とも性行痛をキッカケにして感情溢れる最高のセックスの世界へ足を踏み入れてほしいと思います。
5まとめ
「挿入で痛くなる」というのは、本当に深いセックスをしていく良いキッカケになります。
単なる刺激だけでやっていたセックスから、心通わせ、感情が溢れて、幸せを共有する…
そんなセックスにアップデートしていってほしいです。
もし、対話ができない、まともな話し合いにならない…
という状況だとすると、
それは性行痛の問題というよりは彼との関係性の問題です。
[彼との向き合い方や関係の築き方の問題が、性行痛という問題になって現れた]
と、考えると良いかと思います。
その場合は、性行痛が無かったとしても、遅かれ早かれ彼との関係性の中では壁にぶつかったと思うので、
セックスと向き合うことをキッカケにして、深い対話をしていってほしいと思います。